「…そうだね。楽しみ。同じ班になれるといいね」
「うん!!ほら、もうチャイムなるよ!」
結が教室戻ろうと手を引っ張る。
ほんとに、結と同じ班になれたら楽しいんだろうな。
※
…どうしてこうなったのか。
たった今引いたくじの紙を、ぼう然と見つめる。
「あー、心羽4班かー、うち1班。離れちゃったねー」
「…あぁ、うん…」
4班。さっき見た班表では、4班には瀬名くんがいた。
どうしてこのタイミングで…
「…は?お前、同じ班?」
後ろから、むすっとした低めの声がかかる。
もう声だけで分かる。瀬名くんだ。
「そうだけど」
「うん!!ほら、もうチャイムなるよ!」
結が教室戻ろうと手を引っ張る。
ほんとに、結と同じ班になれたら楽しいんだろうな。
※
…どうしてこうなったのか。
たった今引いたくじの紙を、ぼう然と見つめる。
「あー、心羽4班かー、うち1班。離れちゃったねー」
「…あぁ、うん…」
4班。さっき見た班表では、4班には瀬名くんがいた。
どうしてこのタイミングで…
「…は?お前、同じ班?」
後ろから、むすっとした低めの声がかかる。
もう声だけで分かる。瀬名くんだ。
「そうだけど」
