クールな幼なじみと甘い再会

ちょっと恥ずかしい…。

ふと隣をみるとカズマがじっとこちらを見てくる。
な、なんだよ。これくらいあんたでもできんだろ。

それをぐっと飲み込んで着席する。
「すごいじゃん」
耳打ちされた言葉にイラッとする。
随分と挑発的だな……!!

「カズマだってできるでしょ、こんくらい」
私もセリフを吐いてカズマを睨む。

「変わんないな、アリサは」
そんな会話をしているとカズマの番になった。

じっとじっくりカズマを見ていると、カズマが自然に気づいてこっちを睨んでくる。

でも私はまだ見ている。
「は、はろ…ぁいむ、かず、ま……」
予想よりはるかにか細い声に耳を疑う。

は?なんでこんな下手なの?
前はめちゃくちゃ滑らかに発音してたのに。
その異変はクラスメイトも感じていたようだ。

「なんか違うね?」
「いつもあんなんだった?」
ヒソヒソと声が聞こえる。

先生も首をかしげ、カズマに、「ありがとう、体調でも悪いの?」と問う。

いや、別に無いんですけど……。
とカズマか言った。耳まで真っ赤になっている。
うん、怪しいな。
「先生、私カズマさん連れていきましょうか?」

「あら?でも今日来たばっかりでしょう?」
「幼なじみなんです」
「そうなのね、なら安心」

私はカズマを連れて保健室に向かった。