Secret Love 〜カリスマ美容師は幼なじみの年下アイドルを溺愛する〜

とりあえずはファイナリストに残らなければならない。

爽平はスケジュールを打ち込んだ。
「あと着物を着れるようになりたいのよね」

「それもできるが…ファイナリストに残ってからでいいんじゃないのか?」
「ファイナリストの大会までに覚えたいの、とにかく出来る事を増やしたいから…アピールできるものを1つでも身につけておきたいの」

「料理と英会話だけじゃ足りないと…」
「そう、ミス日本て色んなミスがあるの、もちろん大賞を狙うけど何かのミスには入りたいっていうか、着付けが出来るってなってたらミス着物の候補にかするかもしれないじゃん?」

「あと1ヶ月かー、じゃあ僕と怜央で何とかするか」

あと、なんとかNUAGE(ニュアージュ)にも絡めていきたいなと爽平は考えていた。

「怜央さん、嫌がるんじゃないかなー」
「まあ選ぶのは怜央だから話くらいはしてみてもいいだろう、無償で言えるのは怜央くらいだし」
「あっ、そういうことね(笑)」

ちょっと着替えてくると言って爽平は珍しくジャケットに着替えてきた。

「珍しい」
「夜は打ち合わせと食事なんだよ、夕食はいらない」
「はーい」

爽平の車の助手席に乗りNUAGEに到着した。
裏口にタクシーが停まっている。
爽平はスマホで店の予約を見た。
「4番か、ちょっと予定より遅いな、ちょっと待ってろ」
「うん」

車から見てると爽平と美容師さんがお見送りに出てきてタクシーはいなくなったけど爽平は出てこない。

待つこと20分…
「あっ、怜央さんだ」

怜央が爽平の車を見ると目が合った。
窓を開けると「お久しぶりです」と真綾は挨拶をした。

「いつ海外から?」
「知ってたの?」
「日本にいない事だけ聞いた」
「昨日、帰国したの」

2人に微妙な間ができた。