Secret Love 〜カリスマ美容師は幼なじみの年下アイドルを溺愛する〜

「写真撮っていい?」
「えー、あんまり好きじゃない」
「そう思ったから聞いたんだよ」
「んー、1枚だけな」

真綾は自撮りモードに切り替えて怜央と一緒に写真を撮った。

怜央の帽子の上に1匹ちょこんと乗っているのがまた可愛くて上からも撮った。

「こら、1枚って」
「上の猫を撮ったんだもん、怜央さんは顔は写ってないよ」

「まあ、それならいいよ」

「インスタとかやってないの?」
「たまに見るだけだな、投稿はしない、店のアカウントがあるからヘアアレンジとかは写真撮って店のLINEに送れば桔平さんが上げてくれる」

「あー、あるね私も店のはフォローしてるよ、でも怜央さんの名前見ないよ」
「モデルさんしか撮らないからそっちに#を付けてもらうように俺が言ってる、もっと若いスタッフはつけてるけどな」

「怜央さんて前に出ないんだね、かっこいいし、腕もいいのに」
「自分は全く思ってないよ、まだまだ勉強中…実質4年でフリーなんて無理だからな、爽平さんが化け物、俺は爽平さんがこなせない仕事の量をもらってるだけだよ」

「謙虚」
「そうかな」

時間になり店を出た。

「楽しかったー、あの黒い猫さ、怜央さんにずーっと引っ付いてたよね、私がおいでって言ってもあの猫だけ離れないの」
「何でだろうな(笑)」

怜央は真綾を見ると頬に手を伸ばした
「じっとしてろ」

目の下の頬骨を親指の腹でコスコスと撫でられた。
「えっ、何?」

真綾は真っ赤になった。
「猫の毛が…」

あっ、なんだ、キスされるのかと思っちゃった…

「ん、いいぞ」
「ありがとう」

さて、歩くかと怜央は背伸びをした。
「疲れてない?」
「うん、普段立ち仕事だからな」
「そっか(笑)」

真綾は笑った。