「お出かけ?」真綾は聞いた。
「まあ、さっきの話を聞くと家ばっかじゃなく出掛けたいって事なんだよな?」
「うん!」
ニコッと笑顔になった。
嬉しくて怜央の後について行く。
「行きたいとこはある?車はないから電車限定」
「原宿とか?」
「わかった」
「いいの?混んでるから嫌とか言わないの?」
「行きたいとこに行くもんじゃねーの?」
真綾はキュンとなった。
駅に着くと日曜日とあって凄い人混みだった。
「おー、平日とはやっぱり違うな」
「こんなに人ってどこから湧いてくるの、中学の頃に来てたけど全く変わってる」
「ギャル?」
「違うよ(笑)」
「後ろに迷惑だから歩くか」
「うん」
真綾は怜央の服をそっとつまんだ。
「ねぇ、あそこの古着屋さんが見てみたい」
「古着好きなのか?」
「チャレンジしてみたいけど、まだ持ってないの」
「俺は結構買うかな、仕事にも使えるし、汚れてもいいしな」
Gパンの汚れを見せた。
「私さ、デカイから無難な格好をしがちなの」
「真綾さんはスタイルがいいからワイドジーンズとか似合うと思うけど…」
「本当?」
「うん、かっこいいはず」
真綾は嬉しそうに笑った。
「私、かっこいい女性を目指してるんだけど」
「それはどういう意味かわかんないな(笑)、それなら道路にしゃがんで泣いてちゃだめだろ」
「あー、そうだね」
「まだ若いんだから自分の思うようにすればいいんだよ、おっ、これかっこいい、買おうかな」
怜央は店の奥にどんどん入っていく。
「外にでるなよ、もうちょっと見たいから」
「わかった」



