「無意識だった…」
さっきレンゲでお皿にとったがピーマンは確かに入っていない。
「真綾のは苦くないぞ」
「いやいや、ピーマンは苦いものです」
「苦くないよ、はい、あ〜ん」
真綾が箸を怜央の口の前に持ってきた。
「ちょっと、恥ずかしいからいいって」
「ダメ、食べて、あ〜ん」
「爽平さん、これって何かのハラスメントになりますか?」
「ならねぇよ、ピーマンごときで(笑)」
「じゃあお肉と一緒に、はいあ〜ん」
怜央は観念して口を開け、目を瞑ってもぐもぐと食べる。
「どう?」
「う、うまい」
「でしょ?(笑)」
「ピーマンなのに!」
「怜央、興奮しすぎ、真綾が食べさせてくれたからって」
「あ、それは別です」
「何でよ!」
「苦くないピーマンですよ?品種改良?」
爽平は大笑いしていた。
「怜央、おもしろいなぁ」
怜央のお茶碗にご飯がなくなるのを見て真綾はおかわりでしょと両手をだした。
無意識に怜央は渡していた。
「うち、米は美味いけど母は料理があまり得意じゃなくて…かと言って自分で料理する気にならなくて」
怜央が黙ってしまった。
ご飯も目の前に置かれている。
「どうした?」
「俺の胃がびっくりしてます、いつもと違うの食べたので…」
「何、それ、面白ーい」
真綾は無邪気に笑っている。
「こら、怜央をからかうな」
「…はい、ごめんなさい」
怜央は食事をぺろりと平らげた。
自然に仕事の話になったので真綾は食器をそっと下げた。
しばらく真綾はダイニングにいて、怜央が帰る時におにぎりとだし巻き玉子と漬物をパックにいれて渡した。
「食べてください!牛丼ばかりじゃなく(笑)」
「ありがとうございます、爽平さん、お疲れ様でした」
「お疲れ、本当に送らなくていいのか?」
「はい、大丈夫です、おやすみなさい」
怜央は帰っていった。
さっきレンゲでお皿にとったがピーマンは確かに入っていない。
「真綾のは苦くないぞ」
「いやいや、ピーマンは苦いものです」
「苦くないよ、はい、あ〜ん」
真綾が箸を怜央の口の前に持ってきた。
「ちょっと、恥ずかしいからいいって」
「ダメ、食べて、あ〜ん」
「爽平さん、これって何かのハラスメントになりますか?」
「ならねぇよ、ピーマンごときで(笑)」
「じゃあお肉と一緒に、はいあ〜ん」
怜央は観念して口を開け、目を瞑ってもぐもぐと食べる。
「どう?」
「う、うまい」
「でしょ?(笑)」
「ピーマンなのに!」
「怜央、興奮しすぎ、真綾が食べさせてくれたからって」
「あ、それは別です」
「何でよ!」
「苦くないピーマンですよ?品種改良?」
爽平は大笑いしていた。
「怜央、おもしろいなぁ」
怜央のお茶碗にご飯がなくなるのを見て真綾はおかわりでしょと両手をだした。
無意識に怜央は渡していた。
「うち、米は美味いけど母は料理があまり得意じゃなくて…かと言って自分で料理する気にならなくて」
怜央が黙ってしまった。
ご飯も目の前に置かれている。
「どうした?」
「俺の胃がびっくりしてます、いつもと違うの食べたので…」
「何、それ、面白ーい」
真綾は無邪気に笑っている。
「こら、怜央をからかうな」
「…はい、ごめんなさい」
怜央は食事をぺろりと平らげた。
自然に仕事の話になったので真綾は食器をそっと下げた。
しばらく真綾はダイニングにいて、怜央が帰る時におにぎりとだし巻き玉子と漬物をパックにいれて渡した。
「食べてください!牛丼ばかりじゃなく(笑)」
「ありがとうございます、爽平さん、お疲れ様でした」
「お疲れ、本当に送らなくていいのか?」
「はい、大丈夫です、おやすみなさい」
怜央は帰っていった。



