グイグイすすめてくる真綾に怜央は圧倒されっぱなしだ。
「いやまだ仕事するんでお酒はいいです」
「真綾は飲んでいいよ」
「はーい」
席を立ちビールを出してきた。
「お前、彼氏は?今週ずっと家にいるだろ?」
「…喧嘩中」
「何で?」
「言わない…」
彼氏いるんだ…まあこれだけ美人ならモテるだろ
怜央は2人の会話を聞きながら卵焼きに箸を伸ばした。
「あっ……うま…い」
「よかったー、本当に?お世辞じゃなく?」
嬉しそうに話しかけてくる。
「うまいです、だし巻き玉子とご飯も美味い、これで充分です」
「やったぁー」
右手を上にあげて体で喜んで笑っている。
ふっ、可愛いな……ん?
怜央は何か久しぶりの感情だった。
「お米はね、精米したてを炊くのよ」
「そんなことできるんですか?」
「うん、精米機があるから」
「すげー、何か俺、感情があったんだ」
「大丈夫か、怜央」
爽平に心配される。
「何か俺…笑ってませんか?」
「確かに笑ってるよ、そんな笑顔みたことねぇよ」
怜央には自分が笑ってるのが不思議だった。
うまい飯を食べたからなのか、真綾さんのテンションにつられたのだろうか…
「俺、四国の田舎の米農家で育ったんです、上京して飯が合わなくて…米の美味しい店を選んで同じとこばっか通ってたんですよね、でもやっぱり高いじゃないですか…たどりついたのは牛丼チェーン店でそればっか食ってます」
「体壊すよ?」
真綾に心配された。
「朝定食メニューとかあるんでがっつり食べます」
「偏食っていうのはいつも牛丼チェーンばかり行ってるってことか」
「はい、今日何食べようとか考えるのもめんどくて…」
「ピーマン嫌いでしょ?」
「はい、何でわかるんです?」
「酢豚のピーマン取らないもん」
怜央はびっくりした。
「いやまだ仕事するんでお酒はいいです」
「真綾は飲んでいいよ」
「はーい」
席を立ちビールを出してきた。
「お前、彼氏は?今週ずっと家にいるだろ?」
「…喧嘩中」
「何で?」
「言わない…」
彼氏いるんだ…まあこれだけ美人ならモテるだろ
怜央は2人の会話を聞きながら卵焼きに箸を伸ばした。
「あっ……うま…い」
「よかったー、本当に?お世辞じゃなく?」
嬉しそうに話しかけてくる。
「うまいです、だし巻き玉子とご飯も美味い、これで充分です」
「やったぁー」
右手を上にあげて体で喜んで笑っている。
ふっ、可愛いな……ん?
怜央は何か久しぶりの感情だった。
「お米はね、精米したてを炊くのよ」
「そんなことできるんですか?」
「うん、精米機があるから」
「すげー、何か俺、感情があったんだ」
「大丈夫か、怜央」
爽平に心配される。
「何か俺…笑ってませんか?」
「確かに笑ってるよ、そんな笑顔みたことねぇよ」
怜央には自分が笑ってるのが不思議だった。
うまい飯を食べたからなのか、真綾さんのテンションにつられたのだろうか…
「俺、四国の田舎の米農家で育ったんです、上京して飯が合わなくて…米の美味しい店を選んで同じとこばっか通ってたんですよね、でもやっぱり高いじゃないですか…たどりついたのは牛丼チェーン店でそればっか食ってます」
「体壊すよ?」
真綾に心配された。
「朝定食メニューとかあるんでがっつり食べます」
「偏食っていうのはいつも牛丼チェーンばかり行ってるってことか」
「はい、今日何食べようとか考えるのもめんどくて…」
「ピーマン嫌いでしょ?」
「はい、何でわかるんです?」
「酢豚のピーマン取らないもん」
怜央はびっくりした。



