Secret Love 〜カリスマ美容師は幼なじみの年下アイドルを溺愛する〜

「似合ってるよ、大人って感じ」
「大人なんだよな、乙葉は僕のこと何歳だと思ってる?」
「29才!」
「ちょっと落ち着こうかなって、あっそうだ、今度のライブは僕が乙葉担当だからな」
「やったーー!」

爽平に飛びついたのだった。
乙葉のスマホが鳴った。

「パパだ、もしもし?」
「乙葉、結婚までは聞いとらんぞ」
「私だってサプライズだったもん」
「社長すみません」

横から爽平が謝った。

「問い合わせが殺到だ、残業ってママに言っといてくれ」
「はーい、だってママ」
「はいはい(笑)」
「ねぇ、この水色の指輪、可愛い」
「可愛いだろ?3月の誕生石を調べたらアクアマリンで乙葉のカラーだと思ってすぐ決めた」
「アクアマリンね、覚えた、ありがとう(笑)」



「ねぇ、驚かないの?」

真綾が聞いた。
「あー、爽平さんのカットとカラーしたの今回は俺だから」
「へぇ」
「その時に色々聞いて…その…」

怜央は布団の下から爽平と同じ箱を出した。

「真綾は結婚指輪だけでいいって言ったけど田舎の都合で結婚も待たせてるし、爽平さんと一緒に実は店に選びに行った」

「嬉しいけど、何で爽平にぃと行ったの?真綾にはこの位で上等だよとか言いそう」
「何でまた自分の価値を下げるんだよ」
「ごめんなさい、せっかく買ってくれたのに……見てもいい?」

真綾は箱を開けてすぐ閉めた。

「ちょっと…間違ってない?」
「いや、何で?」
「私4月生まれじゃないのにダイヤ?」
「別に誕生石にしなくてもいいんだよ、俺がダイヤを送りたいって思ったんだから」

「石…デカくない?」
「俺もそれなりに稼いでる(笑)」