「それに、個人情報を前面に出すだなんてーーー人権侵害に値しますよ。どうなってるんですか?」
校長はため息。
そして、暫く悶絶した後。
「上からの、命令だったんだ………」
「命令?」
「そして、君のお母さんが………「辞めさせてほしい」と直々に連絡されたから………口実のチャンスだと思ってーーー」
「母さんが……?一体何故?」
「君はあの「事件」の事を知らないのかい?」
「とりあえず、母さんに聞けば分かるんですね?」
「……僕の口からは、これ以上のことは言えないよ………」
電話を切って、急いで母さんの元へ。
生徒2人は、神妙な顔つきで俺の後を追ってきた。
「母さん!!どうゆう事だ!!」


