「………へ?」
俺の行為がその先をしないと分かった瞬間。
友香は俺を真っ直ぐみた。
「俺の事も何も知らないくせに、内面なんて知らないくせに、「結婚しよう」だの「子供と一緒に暮らしたい」だの、俺に対して、幻影をいだいているのも鼻につくのもある。だけどーーー一番嫌いなのは、お父さんとの行為を俺に構うことで忘れようとするその行為事態、見てて……俺は………俺は、苦しいんだよ!!!」
「修っち……?何言ってるの?そんな事ーー「あるだろ?本当は忘れたくてわざと過激に接してるーーー長年教師をやってる俺が何を考えてるか生徒を見ればすぐに分かるんだよ!!見限るな!!もう……いいかげん辞めてくれよ………見ていて、俺は辛い!!」」
俺は友香の首筋から体を離し、床に座り込む。
「お前は………俺が夏休み期間中いなくなるって知った時に、焦ったんだ。父親の忌まわしい記憶と向き合う時間が増えてしまうから、せめて恋心で記憶を抹殺する為にーーーここにやって来た………違うのか?」


