Summer Love




「修っちが、悪いわけじゃないのに?」



「純奈がおかしくなってんのは、俺の責任でもある……。そう気がついたんだ」



「……そうだとしても、行かせたくない!!純奈先輩の所へ行ったきりになりそうだから……」



また、ぐずってきた友香。



友香は背後から、俺に手を回し抱きついた。



不思議だ。



全く、心動かない。



そんな状況ともつゆ知らず、友香は泣きじゃくる。



「修っち、もうどうして私のものになってくれないの!!こんなに私は、思ってるのに!!」