Summer Love



「同世代の男の子なんて意味わかんないから無しなの。


下品で卑猥で異性としてお子様だからね。

眼中にないの!!」



えっへんと、腕を腰に当てて誇らしそう。




実質、友香は俺のことが好きなのだろうか?



ふと、疑問に思うことがある。


だって、本当に好きだったら相手のことを尊重するはず。


互いの距離ってのを多少考えるはずだ。



こんなに追いかけ回してくるって事は、依存してるんだろう。



見えない「何か」から。


「お子様って、お前も同類だろ?」


「先生のお嫁さんでお子様じゃないよ?

未来の人妻!!」


持っていたバインダの角で、取り敢えず優しく叩く。


痛いと頭を抱えたが、知ったことではない。


「俺が断ってるのに、空気を読め。


遠回しに言ってるんだ」