「零先輩も、何か言ったらどうなんですか!!悔しくないんですか!!こんな仕打ちされて!!」
零は答えない。
ただ、強く友香の腕を握っている力が強くなっている。
気持ちは………やはりそうだったか……。
懸命に、目線を上げないようにしてる。
「純奈?何か言えよ………教師であっても、これはフォローできないぞ?」
「純くん……何か話したまえ………我は、友情破壊だけは、まだ避けたいのだよ」
純奈は、黙りこくったまま涙を流すまでだった。
「ごめんなさい………でも、もう………こうするしかないの………」
「どうゆう事だ………俺があげたからってこんな仕打ち良くないだろ……零に、失礼ーー「もういいよ!!僕はもう……君の要望を飲み込むから!!」」
啖呵を切ったのは、零。
「前々から、別れてほしいって条件を飲み込まなった僕が悪い………そうだろ?僕が……嫌いだら……」
「違う……違うわ!!零くん私は、あなたの事すごく好きなの!!でも………でも!!!」
声を震わす純奈。


