いつも単独行動している不思議ちゃん。
いつも絵を描いており、その才あってかいくつもの賞を総なめ。
今現在の学年で、皆に一目置かれている存在ではあるのだがその素性をあまり知っている人は少ない。
ーーーといっても、俺はさすがに知っているが。
「美形であることへの罪の不在ってやつよ。修青年」
「はぁ?」
この通り、意味のわからないところが、彼女の魅力でもある。
そんな彼女には、仲々理解してくれる人間は少ないのかもしれないという偏見が働くかもしれないがーー俺以外に実はいる。
それが、意外にも友香と純奈だ。
「そんなマイペースなお前が、どうしてそもそもここにいるんだ?というか、友香とどうしてつるんでいるかも、つくづく疑問だが」
「友ちゃんが賭けを申しこんだのだよ。我に。夏休み期間中、友ちゃんがな「私がこの夏、修先生が好きになってくれたら結婚絵画を描いてくれない?それが駄目だったら、画材買うお金あげるからさ!!」とな」
何だか、寒気がしてきた。
今なら草むしりが、はかどりそうな気もする。
「それで?ーーというか、どうしてこの賭けに乗ったんだ?」
「もちろん、気まぐれでOKをだしたさ。別に理由など、我にないよ、ただ強いて言うなら「面白そうだったから」だな。だが猫のような性分なのでね、我。大した立派な動機も無いのだよ。残念ながら。それと、友ちゃんと一緒につるんでいるのは、我の絵を否定せずに付き合ってくれた、最初の人物だからなのだよ。何度も言わせないでくれ。修青年」


