Summer Love



「純奈に、手を出さないでよ?」



通りすがる瞬間耳元でそう囁かれた。



俺は、零が元々好きではなかった。



何故なら、俺といる時必ず敵対視してきたから。



遠回しに張り合ってくるからだ。



その理由が今までよく分からなかった。



だが、今わかった気がする。



ーーー零に俺が純奈に恋をしていると誤解されてるんだ。



ーーーそんでもって、恋敵のポジションってことか。




今すぐに、頭を抱えたい。



逃げ出したい気分だった。