「純奈に、手を出さないでよ?」 通りすがる瞬間耳元でそう囁かれた。 俺は、零が元々好きではなかった。 何故なら、俺といる時必ず敵対視してきたから。 遠回しに張り合ってくるからだ。 その理由が今までよく分からなかった。 だが、今わかった気がする。 ーーー零に俺が純奈に恋をしていると誤解されてるんだ。 ーーーそんでもって、恋敵のポジションってことか。 今すぐに、頭を抱えたい。 逃げ出したい気分だった。 *