Summer Love


「分からない。未来の事は。でも……、そうありたいって私は願ってる」



また一筋の光が、流れ出た。


「今度は何願った?純奈」



「私は、傷つけた人の安泰を願ったよ」



「俺はさ、純奈とこれからもずっと一緒にいられるようにって願った」




「馬鹿だね、修先生ったら」



「お前も同罪だろ?」



そんな容易い言葉を言い合っては、笑ってこの夜を一生俺は忘れない。