「分からない。未来の事は。でも……、そうありたいって私は願ってる」 また一筋の光が、流れ出た。 「今度は何願った?純奈」 「私は、傷つけた人の安泰を願ったよ」 「俺はさ、純奈とこれからもずっと一緒にいられるようにって願った」 「馬鹿だね、修先生ったら」 「お前も同罪だろ?」 そんな容易い言葉を言い合っては、笑ってこの夜を一生俺は忘れない。 *