Summer Love



全ての生徒達の表情を受け止めた俺は、処刑台に向かっている囚人のような気分だ。



ファンクラブの皆も、口を押さえて泣き出している子もいて、何だか笑い出したい気分だった。



何処で道を踏み間違えてしまったんだろうだなんて、自暴自棄になりながら。



今更ながら足が震えるが、もう時は遅し。



「俺は………一人の生徒の両親の命を奪ってしまいました」



震えるスピーチの真ん中。


マイクを通して俺の声は、こんなにも細やかに震えてる。



「それは………不都合の事故でもあり、とある生徒にとって、トラウマを与えるような事件でした」



足元が震え、地面がクッションの上に立っている感覚が襲う。



駄目だーーー俺はもう決めたんだ。




過去と向き合って、生徒の為に、「行動」しようって。