「今日から新学期ではないけど………来たくなかった……」
「友香、仕方ないだろ………修先生は辞める前提なんだから」
「我は何も修青年に出来なかった故、心残りしかないぞ……」
急遽振替休日が変わって、ファンクラブの意見の元修先生率いて、全校集会が開かれることになってしまった。
「修青年、沢山の人に愛されていたのにな………」
重苦しい空気が、私たちを包む。
中庭の建物内にいるから、日陰が尚更冷気に包まれているようで寒気がする。
「まぁ、これも運命的な何かだったりすんのかな………」
「運命的な何かって、どうゆう事よ!!運命もなにも、修っちは何も悪い事してないし、何でやめなきゃいけない事態になってんのよ!!」
「俺に聞くなよ!?まぁ、でもさこの時期にこんな話題が出て修先生直々に辞めるって修先生言ってたんだろ?そんだけ純奈先輩に惚れてるからこそ離れて、自分の宿命ってやつを果たそうとしてんじゃね?運命って奴に近けーって感じだよ!!分かるか?」
「全く、理解できぬぞ……」
「私も同じく………」
真っ青な青空。
こんな日に修っちが辞めなければいけない理由を、長々と聞かされるなんて地獄だ。
「電話しなきゃ」
溢れた言葉が、それだった故に皆驚いたみたいで。
「電話って。何処にするんだよ?」
「純奈先輩に決まってるでしょ!!このままだったら、修っちがどこか遠くに行ってしまうって………感じるの!!止められるのは、純奈先輩しかいないんだよ!!」
私は階段を駆け上がり、2人を差し置いて踊り場で電話をかける。
「お願い………出て。純奈先輩!!」
「もしもし……?友香ちゃん?」
「純奈先輩!!修っちが、先生辞めちゃうかもしれないの!!」
「へ?」
まだやはり理解が追いついていないようだった。


