月と太陽



朝6時半。

私の1日はここから始まる。

夏休み前まではまだ寝ていた時間だが
2学期になってからはちゃんと目を覚まし
そのまま洗面台に直行する。

私が起きてくれば
お母さんは朝ごはんを作っている最中で

「あら、おはよ!えっと…」

お母さんは私の顔を見て
何かを考えているようだった。

「私は光守だよ~?まだ分からないの?」
と笑いながら言えば

「だってそっくりなんだもん。
髪型まで同じだったらそりゃ分からないわ」
とお母さんも笑った。

「でも光守、2学期になってから
ちゃんと早く起きて偉いな。
お父さんが仕事に行く前に朝、
光守の顔を見れるなんて何年振り?
って感じだな」

お父さんもコーヒを啜りながら
クスクス笑っている。

「も~、お父さんまでそんな風に言って~」

外から見れば幸せな普通の家族にしか
きっと見えないだろう。