月と太陽

「…女の子っぽいって、」

光守はだって女の子らしく学校でも
振る舞ってたはず…。

家でも私以上に可愛い女の子らしい仕草を
見せてたし…。

「いや!光守は女の子なんだけどさ、
今日の雰囲気っていうの?
何かいつもはもっと俺に気遣わないで
言いたい事とかはっきり言うし
目も合わせてくれるし、
普段はあんまり
女っぽさ感じさせないというか…。
今日はぼーっとしてるし
俺と話す時の目も伏し目がちで
何か可愛く微笑むだけだったから…
こう、何か…気になって」

流星は徐々に本当に照れてきたのか
少し顔を赤くしていた。

「だから、まだ体調悪いのかとか心配でさ…。
光守にそんな可愛く微笑まれると
何か気がおかしくなるっていうか…」