月と太陽

全く同じ髪型になった私達を見て
お父さんもお母さんもびっくりしていたが

"光守とお揃いにしたかったから嬉しい"

私が笑って誤魔化せば

"光守も影守もホントに仲良しね?
でも全然見分けが付かなくなったから
ホントに間違っちゃう"

と、お母さんは困ったように笑っていた。

光守はかなり複雑そうにしていたが

"引きこもってる光守の姿なんか見たら
私が気分悪いし、お父さんもお母さんも
悲しむから協力してるだけだから"

ただそう言って、距離を取った。

表面上では仲良し姉妹。
でも、光守と2人きりになれば話すのは
今後の学校の事だけ。

…もう、以前のような
普通の日常会話なんかない。

光守もそんな私を切なく見ながらも
もう、私に対してだけは取り繕う事なく
「俺はさ…」「勉強ムズいな…」
…と、徐々に男のような感じで
話をするようになっていった。