月と太陽

「…弟って…影守、何、言ってるの?」

光守は私の言葉に驚いていた。

「私が身体だけで判断してて
今まで勘違いしてたんだから。
心が男の子なんだったら、
光守は私の大切な弟だよ?」

「…何で、」

「気付いてあげられなくてごめん。
光守があの時勇気を持って話してくれたのに
変に動揺してごめんね。
でも、私は光守の事が大切な気持ちだけは
どうしても変えられない」

「…」

「確かに光守の言った通り、
同性愛の人の気持ちを
受け入れるのは時間が相当かかるし
分からない事が多いけど、
今、目の前にいる光守の事だけは
全部受け入れたいと思ってる」

「…影守、どうして、」

「気持ち悪いなんて思わない。
私は光守の傍にいる。
絶対に見放しなんかしな、」

私がそう言いかけた瞬間だった。