月と太陽

…私は手に持っていた本を元の場所に返すと

「水田先生、ありがとうごさいます」

私は覚悟を決め、先生の目を真っ直ぐ見た。

「私…もう逃げたりしません。
今からその人と立ち向かってきます」

何に悩んでるのか、状況が全く分からない
水田先生にそんな宣言をしても
きっと困るだけだろうとは思ったが

私は何となく、
その自分の意思を言葉で伝えたかった。

すると先生はそんな私に
少し驚いた表情を見せた後、優しく微笑み

「また悩んだら、
先生で良ければ、いつでも力になるからね」

そう言ってくれた。