月と太陽

あれだけ元気に学校に行っていた光守。

光守は中学生の時も
悩んでいる素振りなんか見せず
男女共に仲良くしていて悩んだ様子なんて
何も分からなかった。

…でも、人一倍、周りの事を考える光守。

ずっと誰にも言えず、
自分を無理矢理押さえつけて
女の子らしさを振る舞ってて…

苦しんでいた心が今、
限界を迎えてしまったのかもしれない。

心と体の不一致という感覚が
私には分からないけど…

絶対に、辛いものだと思う。

光守の言っていた通り…
同性に好かれれば確かに戸惑ってしまうのは
誰だって確かだろうけど…

誰にも迷惑なんて掛けてないし、
それに好きでそういう状態になってしまった訳でもないのに、1番苦しいのは本人なのに…

何で、光守が悩んで苦しまないといけないの。