月と太陽



お母さんに抱き締められながら
涙を流す光守の目には

もう暗闇なんてない。

後ろでいつの間にか見守っていたお父さんも
光守を後ろから抱き締めた。

私もお母さんの背後に立ち
抱き締められている光守と目が合えば

「…ごめん、っ。ごめんね…影守、
お母さんもお父さんも…ごめん、」

ずっと我慢していた苦しい感情が
涙でどんどん溢れていくようだった。