月と太陽

「…俺ら、帰るから後は頼むな」

流星はそう言って
歩夢の横を通り過ぎようとしたが

「ちょっと!!
誰がパパに頼んであの先輩を捕まえてあげたと思ってる訳!?そんな態度取っていいと思ってんの!?」

「…それは感謝してるけど、
影守お前の顔みて震えたからな」

「はぁ!?そんな事ある訳ないでしょ!?
ねぇ?影守ちゃん?」

「…歩夢、さん、私の事、怒ってないの…?」

私がそう聞けば

「はぁ!?そんな事ある訳ないでしょ!
私、光守の事マジで大切だと思ってるし
影守ちゃんもめっちゃ良い子じゃん!!
光守の為に入れ替わってたんでしょ!?
怒るどころか感動しかしてないよ!」

歩夢は私に優しく微笑んでくれた。