月と太陽

「光守、先輩の住所分かるのか?」

「…分かるけど、」

「光守は行かなくて良い。無理するな。
俺が絶対に影守を助けるから」

「…流星、」


光守に住所を聞き、
俺がそこに向かおうとすれば

「ちょっと、流星、どこ行くの!?」
と、いつの間にか傍にいたのか
歩夢が俺の腕を掴み、話し掛けてきた。

「ねぇ、まさか光守の所?
今流星、光守がどうとか言ってなかった?」

「…」

「ねぇ、光守に何かあったの!?
今日も学校来てないけど、何かあったの!?」

「…歩夢、お前も来い」

俺はそう言って歩夢の腕を掴むと
そのまま走り出した。

「えっ!?ちょっと、何!?」

歩夢は訳が分からないという感じだったが
光守は昨日の電話で、歩夢にも自分の事を話して良いと影守に言ったと言っていた。

歩夢もいた方が…
影守も何かと心強いだろう。

俺は影守の無事だけを祈り
ただひたすら走った。


~流星side~ 終