月と太陽

「で?付き合ってるの?光守と」

「…だから違うって」

歩夢がまだ影守を光守だと思っている以上
好きとも付き合ってるとも何も言えない。

光守がもし戻って来られたら
歩夢に変な誤解されたら面倒臭いし
光守は俺と付き合ってるとか言われるの
絶対無理だろ…。

アイツの心は男だし…。

「ふーん?
じゃあ今日光守に喋っちゃおうかな?
流星がギャルの先輩と付き合ってた事とか
エロいビデオ見て勉強してた事とか」

すると歩夢がそんな事を言い出し
俺は思わず動揺した。

「お前、絶対そんな事光守に言うなよ」

影守にそんなの知られるのは絶対嫌だ。

散々影守にエロい事をしてるけど
そんなの知られたら俺が影守の身体目当て
とか思われそうで最悪だし
何より天使のように優しい影守は俺を我慢させてるとかまた悩み出しそうだし…。

影守の身体に触れただけで興奮してるのは
確かだけど無理は絶対にさせたくない。
それくらい影守が好きで堪らない…。

「何?やっぱ好きなんじゃないの~?」

と歩夢にイジられた所で
チャイムが鳴り響いた。