月と太陽

「…うん、分かった」

…そうだよね。
好きな子目の前にしたら触れたくなるよね。
私も…流星に触れられたら嬉しいし。

その先輩も…確かに別れを切り出せば
光守だと思い込んでいる私に
何もされないという保証なんてないし…。

私には危機感が無かったのかも…。
そう思っていれば

「…影守さ、今日は抵抗弱かったよね」

ふと流星がそんな事を言い出した。

「…え?」

「この前は胸触ったら少し怖がってたけど
今日は感じてるだけだったように見えたよ」

「…」

…それはそうかもしれない。
今日は怖いという気持ちは全然無かった。

「…だって、気持ち良かったけど、
ここ外だから…嫌だっただけで」

「…ここが家だったら全部見て良かったの?」

「…それはまだ違うけど、
前よりは…見せられる部分もあったかも」

「へー…どこ?」

「…お腹とか腰とか、」

「この前は次会う時は俺好みの下着付けてくるとか言ってたけど、それも見て良かったの?」

「…今日は元々会う予定も無かったし
流星の好みの下着とか意識して付けてないよ。
でも…見るだけだったら良い、けど」

「…やっぱり家に連れ込めば良かったかな。
いや、でも見るだけとか拷問だよな」

ブツブツ言って葛藤している流星が
愛おしくて私からも抱き締めれば

「…影守、あんま可愛い事するなって」

そう言いながら頭を撫でてくれた。