月と太陽

流星は公園の中に入り
隅にある屋根の付いたベンチに
私と隣で座った。

「…流星はこんな大きな公園が
ここにあるの知ってたんだね?」

流星の家はここから遠いはず…。
私がそう思っていれば

「小さい時はこっちに住んでたから。
よく探検とかして見つけたんだよ。
剣道で爺ちゃんに厳しい稽古受ける度に
泣いてよくここに来てた」

流星は懐かしむように笑って話してくれた。

「そうだったんだ…人もいないし、
1人になりたい時とか落ち着くね」

私が周りを見渡していれば

「あとは彼女を抱き締めて
外でも2人きりになりたい時とかな」

流星はそう言うと本当に私を抱き締めた。