月と太陽

戸惑う先生の表情。
私はそんな先生に微笑みながら

「…光守はショートヘアーだから
入れ替わる為に髪も切ったんです。
少し、伸びちゃいましたけどね」

「…」

「…この頬は、光守の心が不安定になって
それを止めようとした時に少し怪我しただけです。深い傷ではないので大丈夫です」

心配させまいとそう言えば

「…どうして貴女達は、
そんなにお互いを庇い合うの、」

水田先生は泣きそうな表情をしていた。

「まだ、16歳でしょう?
もっと自分の事だけ考えれば良いのに…
周りを頼れば良いのに…
貴女達は幼い頃から自分を犠牲にしてばかり」

「…」

「もっと大人を頼りなさいよ…っ」

水田先生は泣きながら
ぎゅっと抱き締めてきた。

…本当に良い先生。
私はこんな先生に出会えて幸せ者だ。