「…とりあえずお父さんとお母さんに電話するね。2人共心配して外を探してるから」
私がそう言って光守の背中を片手で擦りながら
ポケットに入れていたスマホを取り出そうとすれば
「待って…」
と、光守は弱々しく私のスマホを取り出そうとしている手を握って制止してきた。
「…お父さんとお母さんには
まだ私が帰ってきた事言わないで」
「え?」
「…こんな姿見たら心配させちゃうし」
「いや、でも具合悪そうだし
早くお父さんとお母さんに連絡して
病院に行った方が良い、」
私がそう言えば光守は再び震え出し
「…違うの。元々具合が悪かった訳じゃなくて
精神的に追い詰められてて…、」
何かを思い出したのか、
また顔が青ざめていた。
「…光守、何があったの?
お父さんとお母さんに言いたくない事なの?」
私が聞けば
「親、だからこそ絶対に言いたくないの…」
と強く言った。
私がそう言って光守の背中を片手で擦りながら
ポケットに入れていたスマホを取り出そうとすれば
「待って…」
と、光守は弱々しく私のスマホを取り出そうとしている手を握って制止してきた。
「…お父さんとお母さんには
まだ私が帰ってきた事言わないで」
「え?」
「…こんな姿見たら心配させちゃうし」
「いや、でも具合悪そうだし
早くお父さんとお母さんに連絡して
病院に行った方が良い、」
私がそう言えば光守は再び震え出し
「…違うの。元々具合が悪かった訳じゃなくて
精神的に追い詰められてて…、」
何かを思い出したのか、
また顔が青ざめていた。
「…光守、何があったの?
お父さんとお母さんに言いたくない事なの?」
私が聞けば
「親、だからこそ絶対に言いたくないの…」
と強く言った。



