月と太陽

「…苦しくなんか、」

光守はポツリとそう呟いたが

「"ごめん"なんていらない。
私はずっと光守の味方だって言ったでしょ。
何が合ってもずっと傍にいる。
何が合っても光守をすぐに助けに行くよ」

「…」

「私は光守に何されても怒らないけど…
1つだけずっと怒ってる事がある。
何で、本当に苦しい時に"助けて"って言ってくれないんだろうって。もっと頼ってくれないんだろうって…ずっと怒ってるよ」

「…」

「光守…ずっと苦しかったよね。
1人で何でも抱え込んで笑顔作って…
私はそんな光守にずっと救われてたけど
もう十分頑張ってきたんだから
今は少し休憩しよう」

「…かげ、る」

「あとは"お姉ちゃん"に任せて」

私がそう言えば、
光守は私の背中に手を回して抱き締め返した。

「…俺が苦しんでる時だけお姉ちゃん面して
影守は本当にバカだよ…」

「…うん」

私は光守の背中を優しく擦れば
光守は震えた声で泣きながら