月と太陽

「…影守、」

光守はあの日以来…凄く痩せた気がする。

入れ替わる生活までは同じ体型だったのに
シャツから覗く鎖骨の骨がくっきりと浮き出て
顔も病人のように本当にやつれている。

抱き締めた感触も…どこか骨っぽくて固い。

お母さんはだから怪我をした私の顔を見て
私が影守だと分かったのかもしれない。

皆を騙せているつもりだったけど…
見た目は勿論、光守の精神的にも
騙し続けられない限界の時が
来ているのかもしれない。

私は痩せ細った光守の身体を
優しく抱き締めながら口を開いた。