月と太陽

「…私、部屋に戻るね」

私はお父さんとお母さんにそう言って、
2階に上がった。

…ふと、光守の部屋が気になったが

私が話し掛ければまた、
パニックを引き起こしてしまうかもしれない。

それに…この傷痕を光守が見れば
心の優しい光守はまた自分を責めて
傷付いてしまうかもしれない…。

私はそんな思いから
自分の部屋に入るためにドアを開いた。