月と太陽





「…無理矢理にでも
精神病院に連れて行った方がいいのかしら」


お母さんのポツリと呟く切ない声と

お父さんの苦しそうな表情。



光守はきっと、
無理して前に進もうと考えたばかりに
あの日のトラウマが
蘇ってしまったのかもしれない。

何とかしないとと思っても
身体が思うように動かず
自分をずっと責め続けてるような…
そんな気がする。

一番辛いのは光守自身だったのに...
再び戻った笑顔につい安心した私はまた
光守に無理をさせてしまった。

そんな簡単に解決できる訳ないのに。