月と太陽

「…えっと、」

急な問い掛けに
私は思わず言葉を詰まらせたが

「影守、冗談だって。答えなくていいから」

クスクス笑う流星が
何となく愛おしくて…

「…今日は黒だよ。シンプルな柄だけど」

「…」

「…流星は何色が好き?
次は、流星の好きなの着てくるから」

私が流星に自分の照れた顔を隠すよう
彼の胸に顔を埋めながら聞けば

元々抱き締められていた腕に
きつい程に力を入れられたかと思えば

「…ホントに煽んないで」

と、また余裕の無さそうな声で言われ
自分の理性と闘っていたようだった。