月と太陽

そんな中でも流星は
私の反応を楽しむかのように
ずっと太ももを指ですーっとなぞって
下着には触れないが
付け根のギリギリの所まで触れてくる。

どこか気持ち良いという感覚もあるが
やっぱり恥ずかしい…。

下着も見られたくないという思いで
私はまた、制止するように
「流星、もう…やめて」と
震えた声でそう言ってしまった。

「影守、大丈夫?もうやめるから…」

流星は太ももから視線を移した時
私の蒸気した顔と乱れた呼吸を見て
何か耐えるように顔が強張り

また私の太ももに触れる手を
動かそうとしたのか一瞬ピクリと動いたが

ゆっくりと離してくれた。

「…流星、ごめんね」

私が何とかそう言えば

「何で謝んの?
俺は可愛い影守を見れて満足だよ」

と笑って言ってくれたが…

流星にまた我慢させてしまって
罪悪感が残る。