月と太陽

ベッドの脇に2人座りながら
今度は流星は正面から抱き締めてくる。

「…影守、悩み事は今の所ない?」

流星は私を抱き締めながらそう聞いてきた為

「…まだ解決してない事だらけだけど、
光守とも仲良く出来てるし…
流星も傍にいてくれるから大丈夫だよ」

私がそう答えれば

「…良かった」

流星は私の顔を見て、優しく微笑むと
唇にキスをした。

…今度はゆっくりじゃなくて
避ける隙も無い程、一瞬で唇を塞がれる。

「…り、流星」

私が合間で名前を呼べば
舌を絡ませた濃厚なキスをされ…

まだキスに慣れない私が
徐々に力が抜けていくのが分かったのか
流星はキスをしながら私の背中を支えて
ゆっくりとベッドに押し倒した。