月と太陽

…どうしたんだろう。

私がそう思っていると
流星は再び私を抱き締め

「…影守の事は俺が守るから。
光守も…光守が俺と顔を合わせてくれるまで
待つし、ずっと友達だと思ってるから。
影守は何も心配しなくて良い」

そう言ってくれた。

「…ありがとう、流星」

…光守、
流星と出会わせてくれて本当にありがとう。

私…これからも光守をずっと守り続けるから。

そう心に決めながら、
私は流星の温かい腕に
しばらく抱き締められていた。