月と太陽

「…またそんな可愛い顔して。
ここ、しかも学校じゃなくて俺の家だよ?
それ分かってやってんの?」

流星の手が私の腰に周りぐっと引き寄せられ、
少しだけあった距離はもうゼロになり
ソファの上で流星の身体と密着する形になる。 

すぐ傍にある流星の顔に
また顔を反らそうとすれば
顎に手を添えられ無理やり見つめさせられた。

「…あ、えっと、私、どうすれば…?」

私は恥ずかしくて涙目になりながら言えば

「…影守って、こうして見ると
光守と似てないよね」

流星にそう言われたかと思えば

「…ホント、女の子すぎる表情見せてさ、
可愛いすぎて困るんだけど」

流星はまた
避けようと思えば避けられる程の
ゆっくりとしたスピードで私に顔を近付けた。

…きっとそれは私の気持ちを試している。

私はどうしようかと思ったが…
やっぱり…自分の気持ちに嘘は付けず
流星のキスを再び受け入れた。