月と太陽

私が触れられた手にビクッと反応すれば

「俺は別に光守の事も影守の事も
怒ってないし騙されたとも思ってないよ」

顔は怖くて見れないが、
流星は優しい声でそう言った。

「光守の心が男だって聞いた時…
思った程そんなにびっくりはしなかったよ。
光守は俺に対して言いたい放題だったし
さっきも言ったけど全然男として見られてもなかったのは感じてた」

「…」

「それに光守の心が男だと断定した今も、
俺は光守と友達を辞める訳ない。
光守は凄く人思いの良い奴なのは確かだし、
それに性別と身体の不一致とか関係ない。
光守は光守だし?」

「…」

「昨日、連絡くれて凄く嬉しかった。
そんな大事な事を俺に言ってくれて
光守に凄く信用されてるんだって誇らしいよ」

…流星の言葉に私は思わず泣きそうになる。

…良かった。
光守の事、分かってくれる人が1人でも増えて
いってくれるのが凄く嬉しい。