月と太陽

流星に促され部屋の中に入れば
そこはモノトーンを基調とした
シンプルなワンルームで
綺麗に片付けられていた。

「…ここは、?」

私が流星に聞けば

「俺が稽古場に通う為に借りた部屋。
金曜と土曜はほとんどこの部屋に住んでる」

そう教えてくれた。

「…そうなんですね、」

これから何の話をされるのかも気になるし
男の子の部屋に入るのなんて初めてで
私が緊張して立ち尽くしていれば

「…ホント、こうして見ると
光守とは大違いだよな」

流星がそう言い、
思わず彼の顔を見れば
複雑そうに笑っていた。