月と太陽



次の日。

今日は土曜日で学校は休みだったが…

私は、とある場所にいた。

そこは剣道の道場で…
流星の実家が経営してるらしい。

私が大きな道場を前に緊張していれば
中からちょうど稽古終わりの流星が出てきた。

「…あ、ひか…いや、」

流星は私を見て、少し戸惑った様子だったが
私の傍まで近付くと

「…"影守"だよな」

私の本当の名前を優しく呼んでくれた。