月と太陽

「そんなのダメだよ!」

光守だけ、そんな理由で将来の道を遮断するなんて間違ってる。

「裕太先輩、光守からの連絡をいつでも待ってるって言ってたよ。無理やり何か変な事を
しようなんて、きっと思ってない。
中退するとかしないとか…
もう少し考えてから決断しても良いと思う」

「…」

「…それに私、
もう1つ光守に伝えないといけない事がある」

「…え?」

「…流星君に、告白された」

「…」

私がそう言うと、

「…は?流星に?」

とポカンとしている光守。

「…きっと流星君、光守の事をずっと想ってたんだよ。それでまさかこのタイミングで告白されるなんて私、思ってなくて…その、」

私が混乱しながら言えば

「いやいや、影守ちょっと待て。
俺、絶対に流星に恋愛として
好かれてたとは思わないんだけど」

と、光守は動揺していた。

「…でも、目が合う度反らされてたし、
可愛いって抱き締められたし…」

私がそう言うと光守は青ざめた顔をし

「いやいや、それは俺じゃなくて
影守が好きって事だろ!?
俺の時流星はいつも目合わせて話してたし
可愛いとかそんな甘い事言われた事ない!
多分俺があのままあの学校にいても
流星は絶対に俺の事を好きにならなかった!
流星は間違いなく入れ替わったタイミングで
俺の性格が変わったんだと思い込んでるだけで
影守の人柄にすぐ惚れちゃったんだよ!」

「…」

「え?それに抱き締められたって…
他に変な事されてないよな!?影守!?」

…光守はなぜか凄く焦ったように聞いてきた。

「…えっと、その…キスまではされたけど、」

隠そうとは思ったが
光守があまりにも凄い剣幕で聞いてくるため
思わず正直に話し、私が顔を赤らめれば
光守はそんな私を見て表情が強ばり、

「…流星の奴、早々に影守に手出しやがって。
確かに影守は可愛いくて大人しくて優しくて
流星のもろタイプだとは思ってたけど
マジで殺してやりたい…」

と、凄く憤慨していた。