月と太陽



「…光守、」

流星はずっとそう名前を呼び続ける。

…私はそこで我慢していた
何か別の感情が生まれた。

「…離して、流星」

私はそう言って
泣きそうな顔を流星に向ければ

「…もう名前で呼ばないで」


"光守"彼にそう呼ばれるのが
辛くて堪らなかった。