月と太陽



「あら、影守おかえり」

「ただいま」

「テストお疲れ様。どうだった?」

「うん…まぁまぁかな」

「そんな謙遜しちゃって。
影守は頭良いからまた1番なんじゃない?」

お母さんは昼食の準備をしながら
私に笑いかけてくる。

「光守も今日は午前で終わるって言ってたし
帰ってきたら昼ご飯にしようね」

「うん」

私は短く返事をして
ひとまず自分の部屋に戻った。