私たち、幸せに離婚しましょう~クールな脳外科医の激愛は契約妻を逃がさない~

「わ、私は――。私は結婚はいいんです。強いて言うならば薄羽病院と結婚するんですから」

 なにを思うのか、味噌汁を飲みながらジッと沙月を見る主真は、「へえー」と気のない返事をする。

(あ、バカにしてる?)

 ムッとして沙月も味噌汁を飲む。

 必死だったとはいえ、どうしてあんな約束をしてしまったのか。

『二年で十分です。――あなたの好みの女性を見つけ出し再婚を手助けします』

 この調子では一向に見つけらそうもない。

 お椀をテーブルに置き、沙月はやれやれと溜め息をついた。