私たち、幸せに離婚しましょう~クールな脳外科医の激愛は契約妻を逃がさない~



 事務室の前で事務長と別れ、自分の席につきお腹をさする。

 確かに体調はあまりよくない。夕べエビフライを揚げていたときから、なんとなく違和感を感じていた。

(なんだろう、このむかつき……)

 お腹のあたりを撫でてふと気づいた。
 ――生理が遅れている?

 体調が悪いのもそのせいかと思い、ハッとした。

 スマホのカレンダーを確認してみると、一週間遅れているではないか。

 二、三日なら周期が狂うときもあるが一週間遅れは記憶にない。まさかと思いつつも、ドキドキと心臓が高鳴り、喉の奥がゴクリと音を立てた。

 身に覚えがあるだけに違うとは言い切れない。

(まさか、主真さんとの赤ちゃんが)

 込み上げる感情は、嬉しさと疚しさが入り混じる。

 まずは、調べなければ。