だが考えてみると彼女が出す料理は和食なら和食ばかり。あきらかな洋食と和食の混在はない。いつも、そんな細かいところまで気を遣っているのかと気づく。
ガラス容器のまま食べているが、沙月が用意したなら細々と器に盛り付けたに違いない。
当然のように受け入れているものが、実は彼女の気遣いに溢れているのかもしれないなと思う。
このカレーだってそうだ。
スパイスが効いていても大丈夫かと聞かれ、むしろそのほうが好きだと答えたから、主真好みのカレーになっている。
慎一郎が妻との日々をこう言っていた。
『彼女と、彼女が俺のために作ってくれた料理を食べて、美味しいねって微笑み合う。その日常が、俺にとってかけがえのない幸せなんだよ』
少しわかる気がした。
部屋着に着替えてきた沙月はキッチンに向かう。
「私もちょっとだけ、お茶漬けでも食べよう」
「懇親会で食べなかったのか?」
「ちょっと摘んだだけで帰ってきちゃったんです」
ガラス容器のまま食べているが、沙月が用意したなら細々と器に盛り付けたに違いない。
当然のように受け入れているものが、実は彼女の気遣いに溢れているのかもしれないなと思う。
このカレーだってそうだ。
スパイスが効いていても大丈夫かと聞かれ、むしろそのほうが好きだと答えたから、主真好みのカレーになっている。
慎一郎が妻との日々をこう言っていた。
『彼女と、彼女が俺のために作ってくれた料理を食べて、美味しいねって微笑み合う。その日常が、俺にとってかけがえのない幸せなんだよ』
少しわかる気がした。
部屋着に着替えてきた沙月はキッチンに向かう。
「私もちょっとだけ、お茶漬けでも食べよう」
「懇親会で食べなかったのか?」
「ちょっと摘んだだけで帰ってきちゃったんです」



